【発達障害の疑問】子どものトゲトゲ言葉を改善する方法とは?

おしえてー
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こんにちは ゆる楽メンタルカウンセラーのへらいえつこです。

 「なんでそんなこと言うの!」「そんな言い方、相手が傷つくよ!」

 子どもがきつい言葉を使うと、思わず怒ってしまうことはありませんか?

 発達障害のある子どもは、見たこと・感じたことをそのまま口に出してしまうことが多いです。

 ADHDタイプの子は、思ったことをすぐに口に出してしまう。 ASDタイプの子は、言葉が相手にどう伝わるかを考えるのが苦手

 でも、「そんなこと言っちゃダメ!」と怒っても、子どもには伝わりません。

 なぜなら、子どもは『何がいけないのか』がわからないからです。ただ否定されるだけでは、どう言えばいいのかもわかりません。

 大切なのは 『なぜダメなのか』+『どう言い換えればいいのか』を教えていくこと。

 今日は、リフレーミングを活用して、子どもの言葉をやさしくする方法をお伝えします。

思ったことを言うのは、悪いことではありません。

でも、そのまま言葉にすると、相手を傷つけてしまうことがあります。

そこで大事なのが 「伝え方を変える」=リフレーミング です。

たとえば、次のように言い換えてみましょう。

元の言葉 言い換え(周囲に対して) 言い換え(親に対して)
うるさい! 元気がいいね! 今は聞きたくない
バカ! 自分とは違う考えだね! それは違うと思う
ぶさいく! ○○くんらしい顔だね おもしろい顔
まずい! 自分の口には合わないな これ好みの味じゃない
死ね! 一人になりたい 今は一人にして

「言いたいことを我慢する」のではなく、「相手に伝わる形で表現する」ことが大事。

 言い換えができるようになったら、さらに 「ごめんね」や「ありがとう」 などの一言を加えると、より伝わりやすくなります。

元の言葉 言い換え ひとことプラス
うるさい! 今は聞きたくない ごめんね
バカ! 違う考えだね 面白い視点を教えてくれてありがとう!
ぶさいく! ○○くんらしい顔だね いいね!
まずい! 自分の口には合わない 作ってくれてありがとう!
死ね! ちょっと一人になりたい ごめんね

 ちょっとした ひと言を添える だけで、相手に与える印象が大きく変わります。

 「相手の気持ちを考えながら、自分の気持ちも正直に伝えること」を習慣にしましょう。

 発達障害のある子どもは、思ったことをそのまま言葉にしがち。

 でも、「伝え方を変える」 ことで、相手を傷つけずに、自分の気持ちを表現できるようになります。

「なぜダメなのか」+「どう言い換えればいいのか」を伝える

「言いたいことを抑え込む」のではなく、「伝わる形で表現する」

「ごめんね」「ありがとう」を添えると、さらに印象が良くなる

 もちろん、大人もこうした言い方を意識することが大切です。

 親が実践することで、子どもも自然と学んでいきます。

 リフレーミングを習慣にして、大人も子どもも やさしい言葉を自然に使えるように していきましょう!

「子どもにどう伝えたらいいかわからない」「つい怒ってしまう」そんな悩みはありませんか?

お試しカウンセリングで、一緒に考えてみませんか?

大人も子どももすべての人が自分を好きと思え、笑顔で子育てができるよう応援しています。

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