こんにちは、発達障害児の子育て専門カウンセラーHERAI(ヘライ)です。
皆さん、発達障害の診断について悩んでいませんか?
今回は「発達障害の診断は必要か」というテーマで、そのメリットとデメリットを詳しく解説し、最終的にはなぜ診断が重要なのかを一緒に考えていきたいと思います。
診断を受けるメリット
発達障害の診断を受けることには、いくつかの重要なメリットがあります。
専門的なサポートが得られる
●医療や教育現場での具体的な支援が可能
●学校での個別支援案の作成や、専門家による療育が提供される
本人と家族の理解が深まる
●発達障害の特性や行動についてご家族全員が理解を深めることができる
●家族間でのサポート体制が強化され、お子さんが安心して成長できる環境を整えられる
社会参加の促進
●自己理解を深め、自信を持って社会に参加することが促進される
●適切な支援を受けながら、学校やコミュニティでの活動に積極的に参加することが可能
家族の負担軽減
●問題の原因が明確になり、適切なサポートを受けることで、ご家族の心理的負担が軽減される
診断を受けるデメリット
発達障害の診断には多くのメリットがありますが、一方でいくつかのデメリットも考慮する必要があります。
社会的な偏見やレッテルのリスク
●一部の人々から偏見を持たれ、不当な扱いを受ける可能性がある
●お子さん自身が「自分は発達障害だからできない」と感じ、自己評価が低下することがある
●診断結果を適切に理解し、レッテルにとらわれず個々の能力や可能性を見つめることが重要
費用や時間の負担
●初診料や検査費用、継続的な治療やサポートプログラムの費用がかかる
●検査を受けるための予約待ち時間が長い場合がある
診断が絶対必要とは言い切れない理由
発達障害の診断は多くのメリットがありますが、絶対に必要であるとは言い切れない理由も存在します。
個々の状況に応じた選択
●発達障害は非常に多様であり、個々の状況に大きな違いがある
●今の生活で困り感が少ないのであれば、診断の必要性は低い
●診断が役立つ場合もあれば、必ずしも必要ない場合もある
診断がなくても可能なサポート方法
●学校の支援や放課後等デイサービスなどの地域の支援は、診断がなくても利用できる
●家庭内でも、環境調整をすることでお子さんの問題を軽減することができる
●体を使った遊びで感覚統合をサポート、ごっこ遊びで社会的スキルを獲得などの方法がある
子どもの特性理解の重要性
子どもを育てていくうえで、その子の特性を理解しておくことは、発達障害の有無に関わらず重要なことです。
特性を理解することで、お子さんに合った適切なサポートや指導が可能となり、子どもの成長を効果的に支援することができます。
発達障害の診断が下りたからといって、急にお子さんの特性が現れるわけでもなければ、診断が下りなかったからといって、お子さんの特性が消えるわけでもありません。
大事なのは、ありのままのお子さんを受け入れ、客観的によく観察し、お子さんの得意なこと、不得意なことを見極め、支援が必要か判断していくことです。
診断はあくまでもお子さんの特性を理解する上での一つの手段であると私は考えています。
まとめ
発達障害の診断は、その後の支援や生活に大きな影響を与える重要なことです。
診断を受けることで得られる具体的な支援や、本人と家族の理解が深まるメリットがある一方で、偏見などのリスク、費用や時間の負担といったデメリットも存在します。
診断が絶対必要とは言い切れませんが、必要な支援を受けるためには診断が有用であることが多いです。
また、診断の有無にかかわらず、特性の理解は非常に重要です。
診断を受けるかどうか自分ではどうしても決められない、受けようと思っているが動けない、受けないと決めたもののモヤモヤが残るというような方は、カウンセリングが有効かもしれません。
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