こんにちは、内なる力を引き出すカウンセラーのHERAI(ヘライ)です。
今日は、多くの親御さんが抱える「子育て中のイライラ」についてお話ししたいと思います。子育ては本当に大変な仕事で、イライラすることもありますよね。
でも、そのイライラには実は科学的な理由があるんです。今日はその理由と、どのように対処するかについて一緒に考えてみましょう。
Q.子育てってなんでイライラするの?
子どもが言うことを聞いてくれない、パートナーは子育てに無関心、仕事と子育ての両立…時間がない、余裕がない、体力もない
疲れに疲れ、心はモヤモヤイライラ
でも、子どもが生まれる前にもイライラする状況はあったはず
なんか子どもが生まれてからやたらとイライラするようになってしまった、もしくはパートナーに子どもができてからなんかイライラしていると言われてしまったという方も多いのでは?
どうして子育て中って、そんなにイライラしてしまうんでしょう?
A.イライラの原因:オキシトシンの働き
まず、イライラの原因の一つは「オキシトシン」というホルモンにあります。
オキシトシンは「愛情ホルモン」とも呼ばれ、出産直後から大量に分泌されます。このホルモンは、赤ちゃんを守るために母親の体に変化をもたらします。
しかし、このオキシトシンは愛情だけでなく、攻撃的な行動にも関与しています。
具体的には、オキシトシンが増えると、母親は赤ちゃんを守るために周りに対して敏感になり、場合によっては攻撃的になることがあります。
これが、子育て中にイライラしやすくなる一因です。
このホルモンは女性だけのものではありません。男性も子どもが生まれると、オキシトシンの分泌が増えることがわかっています。
オキシトシンの役割とバランス
オキシトシンには、子どもを守るための重要な役割があります。
赤ちゃんが泣いたり、お腹が空いたりしたときに、親はすぐに反応できるようになります。これもオキシトシンの働きです。
しかし、このホルモンの働きが愛情だけでなく攻撃的な行動にもつながるというのは驚きかもしれません。
オキシトシンの働きはまるで天秤のようです。このバランスは、日々の出来事や感じ方に影響されます。
心地よい出来事が多ければ、愛情の方に傾きやすくなり、逆にストレスが多いと攻撃の方に傾いてしまいます。
心地よい出来事とストレスの出来事
では、どんな出来事がこの天秤に影響を与えるのでしょうか。心地よい出来事とは、例えば以下のようなものです。
- 子どもとのふれあい:子どもと一緒に遊んだり、笑顔を見たりすること。
- パートナーとのふれあい:パートナーと一緒に過ごす時間や、サポートを感じること。
- 頑張りを認めてもらう:日々の努力を誰かに認めてもらうこと。
- 些細な幸せに気づく:道に花が咲いていたり、夜空の月がきれいだと感じること。
これらの出来事が多いと、オキシトシンの働きは愛情の方に傾き、イライラが減る傾向にあります。
一方で、ストレスがたまりやすい出来事もあります。例えば、
- パートナーが子育てに協力的でない:一人で子育てを頑張らなければならないとき。
- 悩みを聞いてくれる相手がいない:自分の気持ちを話せる人がいないとき。
- 頑張りを認められない:誰も自分の努力に気づいてくれないとき。
これらの出来事が続くと、オキシトシンの働きは攻撃の方に傾き、イライラが増える原因となります。
イライラを減らす方法
イライラを減らすためには、心地よい出来事を増やすことが大切です。
まず、子どもとのふれあいやパートナーとの時間を大切にしましょう。
また、自分の努力を認めてもらう機会を作ることも重要です。例えば、友達や家族に自分の頑張りを話してみると良いでしょう。
日常の些細な幸せに気づくことも、心地よい出来事を増やす一つの方法です。
道に咲いている花や、夜空の月がきれいだと感じる瞬間を大切にしてください。
こうした小さな幸せが積み重なることで、オキシトシンの働きは愛情の方に傾きやすくなります。
イライラしたら心地よい出来事を増やしましょう
子育て中のイライラは、オキシトシンの働きが原因の一つです。
オキシトシンは子どもを守るために重要なホルモンですが、愛情だけでなく攻撃的な行動にもつながることがあります。心地よい出来事を増やし、ストレスを減らすことで、オキシトシンの働きを愛情の方に傾けることができます。
子育て中のイライラは、あなたが悪いわけではなく、オキシトシンの働きによるものです。そのため、イライラを感じたときは、自分を責めずに、心地よい出来事を増やすことを意識してみてください。
もし、自分で心地よい状態を作ることが難しいと感じたら、カウンセラーに相談することをおすすめします。
カウンセラーは、あなたの心のサポートをし、心地よい状態を作り出す手助けをします。
カウンセリングは、決して弱さの象徴ではなく、自分自身を大切にするための一つの方法です。
カウンセラーはあなたのサポートをし、心地よい状態を作り出す手助けをします。イライラする自分を責めず、内なる力を出していける方法をカウンセラーと一緒に積極的に見つけていきましょう。