【発達障害の疑問】発達障害とは?—あなたのお子さんの内なる力を引き出すために

発達障害の素朴な疑問にお答えします
カウンセラーイラスト

こんにちは 発達障害児子育て専門カウンセラーHERAI(ヘライ)です。

「発達障害」だいぶメジャーな言葉になってきていますが、本当にどのような障害なのか理解できている方は少ないと実感しています。

「発達障害」=困った人・迷惑な人と思われている方も多くいます。

 一人でも多くの方が発達障害について正しい理解を持ち、誰もが笑顔で生きやすい世の中になってくれることを願っています。

 発達障害は、脳の機能の偏りによって、コミュニケーション、学習、行動などに特徴的な困難が見られる状態です。

 近年、その種類や特徴についての理解が深まり、より多くのことが明らかになってきました。

 今回は、発達障害の種類と、特に一般的なASD(自閉スペクトラム症)、ADHD(注意欠陥・多動性障害)、LD(学習障害)の特徴を、長所と短所の両面から詳しくご紹介します。

 発達障害は、国際疾病分類(ICD-11)など、様々な分類基準が存在します。

 これらに基づくと、ASD、ADHD、LDの他に、特定不能の広汎性発達障害、コミュニケーションの障害、社会性の障害、感覚の障害、運動の障害、吃音、緘黙など、多岐にわたる障害が含まれます。

 しかし、一般的に発達障害というと、ASD、ADHD、LDの3つが代表的に挙げられます。これらの障害は、それぞれ異なる特徴を持ちながらも、共存している場合も少なくありません。

  • 長所
    • 特定の分野での高い集中力: 特定のことに深く興味を持つことができ、その分野では卓越した能力を発揮する場合があります。
    • 誠実で正直な性格: 嘘をついたり、ごまかしたりすることが少なく、誠実で正直な性格の人が多いです。
    • 論理的思考力: 論理的な思考力に優れており、複雑な問題を分析する能力が高い場合があります。
  • 短所
    • コミュニケーションの困難さ: 相手の表情や言葉のニュアンスを読み取ることが苦手で、会話が一方通行になりがちです。
    • 社会性の欠如: 友だちとの関係を築くのが難しく、集団行動が苦手だったり、相手の気持ちを理解するのが難しい場合があります。
    • 変化を嫌う傾向: 慣れた環境やルーティンを崩されることを嫌う傾向があります。
  • 長所
    • 好奇心旺盛: 新しいことに興味を持ちやすく、探究心があります。
    • 行動力がある: 思い立ったが吉日、行動に移すのが早いという特徴があります。
    • アイデアマン: 新しいアイデアを思いつくのが得意で、創造性豊かです。
  • 短所
    • 注意の集中が難しい: すぐに他のことに気を取られてしまい、一つのことに長時間集中できないなど。
    • 衝動性: 考えずに言葉や行動に出てしまう、順番を待てないなど。
    • 多動性: じっとしていることが苦手、落ち着きがないなど。
  • 長所
    • 記憶力: 特定の分野の情報を記憶するのが得意な場合もあります。
    • 創造性: 独自の視点で物事を捉え、創造的なアイデアを生み出すことがあります。
    • 粘り強さ: 困難な課題にも粘り強く取り組むことができます。
  • 短所
    • 読解力: 文字を正しく読めない、文章の意味を理解できないなど。
    • 計算力: 計算の仕方が覚えられない、計算ミスが多いなど。
    • 書字: 字が汚い、書くスピードが遅いなど。

 発達障害は、一人ひとりの脳の働きが異なるという多様性を表しています。

 短所ばかりではなく、長所もたくさんあります。

 短所ではなく長所に目を向け、その人に合った環境や支援を提供することで内なる力を発揮できるようになります。

 もし、お子さんの発達に少しでも不安を感じたら、一人で悩まずに、専門家にご相談ください。当カウンセリングルームでは、発達障害のあるお子さんの子育ての不安や悩みに寄り添います。

 単発カウンセリングの他にも、発達障害児の子育ての悩みに特化した「親子のためのペアトレコース」もご用意しております。

  • 「親子のためのペアトレコース」で得られるもの:
    • お子さんの特徴を客観的に理解できる
    • 子育ての悩みを共有できる
    • 子育ての具体的な方法が身につく
    • 親御さん自身の心のケアができる

 ご興味のある方は、まずはお試しカウンセリングへお申し込みください。

大人も子どももすべての人が自分を好きと思え、笑顔で子育てができるよう応援しています。

error: Content is protected !!