
こんにちは ゆる楽メンタルカウンセラーのへらいえつこです。
前回ご紹介した「ベイルートへようこそ」という詩。
読んで「まさにこれ」と思われた親ごさんも多かったのではないでしょうか?
今回は、なぜこの詩がそんなに心に深く引っかかるのか。そして、ゆる楽メンタルの視点からこの詩の意味を解釈していきます。
前回のブログはコチラ→【発達障害の疑問】発達障害のある子を育てるってどんな感じ?~「ベイルートへようこそ」①
「戦争」や「銃弾」がリアルに響く理由
この詩の中では、自閉症の診断を受けたときの親の気持ちを「戦争」や「銃弾」に例えて表現しています。
たとえば、「おさまらない癇癪」「執拗なこだわり」「言葉を話さない」といった日常の辛さは、親にとって強烈な体験として心に刻まれます。

それはまるで「戦争」のように、平穏とは程遠い記憶として残ることがあります。
「銃弾」という表現も、たとえば「母親が悪い」「しつけができていない」という他人からの言葉や、自分自身を責める言葉が、親に大きな傷を残すということを現実的に描いています。
この表現が「まさに」と思われるのは、あなたが日々直面する現実と完全に重なるからです。
「奇跡」と感じられる理由
詩の後半では、子どもの成長や変化が「奇跡」として描かれています。
たとえば、たった1分、癇癪が短くなった。気持ちの切替が早くなった。初めて「ママ」と言えた。
こんな小さな変化でも、親にとっては「奇跡」に見えるのです。
これは、日常の辛さを経験しているからこそ、他の人が気づかないような小さな変化にも大きな喜びを感じられるのです。

その喜びは、大都会のネオンやギラギラした宝石のような派手な輝きではありません。
でも、目を凝らしてやっと見える雪の結晶のように、ささやかだけれどキラキラと美しいものなのです。
このささやかな小さな輝きを「これも素晴らしい」「これでいい」と思えるその心こそが、ゆる楽メンタルなのです。
大きなギラギラした輝きを必死に追い求めるのではなく、日々の中で見つける小さな幸せを大切にする。
それが、親としての心の余裕を育て、辛さの中にも希望を見出す力になるのです。
あなたの子育ては奇跡に満ちあふれている
この詩は「辛い日々の中にも、特別な美しさを見つけることの大切さ」を教えてくれます。
「戦争」や「銃弾」と感じるのは実際に大変な日々だからです。
それでも、そこにある子どもの成長や気づきは、あからさまに見えないかもしれませんが、確かに存在しています。
子育てはゴールのない迷路のように感じることもありますが、その中で出会う小さな「奇跡」を見逃さないでください。

あなたの目線を、見る高さを少し変えるだけで、子どもは信じられないくらいステキな数々の奇跡を目の前で見せてくれるのです。


もし、「自分一人では気づけない」「もっと楽になりたい」と思ったら、ぜひ専門家や仲間の力を借りてみてください。
一人で抱え込まず、周りの支えを受け入れることで、子どもとの日々がもっと輝いて見えるはずです。
まずはお試しカウンセリングで、初めの一歩を踏み出してみませんか。
大人も子どももすべての人が自分を好きと思え、笑顔で子育てができるよう応援しています。
<この記事も読んでみて>