
こんにちは ゆる楽メンタルカウンセラーのへらいえつこです。
子育てをしていると、「いい親でいたい」「ちゃんと育てなきゃ」と思う気持ちが出てくるのは自然なことです。
でも、その思いが強すぎると、子どもとの時間が苦しく感じられてしまうことがあります。
こんな風に苦しんでいませんか?

たとえば、
- 子どもを叱った後に自己嫌悪になる
- 毎日イライラしてしまって「こんな自分は親失格だ」と落ち込む
- 周りの目が気になって、つい無理をしてしまう
そんなふうに、自分を責めてしまうことがある方は、「完璧主義」が知らないうちに心の中で働いているかもしれません。
完璧主義は「いい親でいたい」気持ちの裏返し
アドラー心理学では、人は誰しも「価値ある存在でいたい」という思いを持っていると考えます。
子育ての中で「いい親でいたい」という気持ちが強いと、自分に厳しくなりすぎてしまうことがあるのです。
特に、真面目で責任感が強い人ほど、「子育てを失敗したらダメ」と思いこみやすくなります。
そうした思い込みが積み重なると、完璧な子育てを目指して無意識に自分を追い込み、苦しくなってしまうのです。
「いい親」の呪いをゆるめる3つの思い込み
ここでは、子育てを苦しくしている代表的な3つの思い込みをご紹介します。
どれも、心の中で知らず知らずのうちに抱えていることが多いものです。
思い込み①「子どもをちゃんと育てるのが親の責任」
確かに親には責任がありますが、「ちゃんと」の基準が高すぎると、苦しくなってしまいます。
子どもは失敗を通して育つもの。
親が「ちゃんと導かなくては」と思いすぎると、子どもが自分で考える機会が減ってしまうこともあります。
→ ヒント:「子どもにも力がある」と信じてみる
思い込み②「ダメな自分は親失格」
うまくできなかったときに、自分を責めてしまうのは完璧主義の特徴です。
でも、親も人間です。感情的になることも、失敗することもある。
大事なのは失敗をしないことではなく、失敗を次にどう活かすかです。
→ ヒント:「親だって、間違えていい」と言葉にしてみる
思い込み③「他の親みたいにできないと恥ずかしい」
SNSやママ友との会話で「うまくやってる人」と自分を比べてしまうと、焦りや劣等感につながります。
でも、子育ての正解は一つではありません。他の人と違っていいのです。
→ ヒント:「わが家のやり方でいい」と自分に許可を出す
完璧じゃなくていい。あなたはそのままで十分です
子育ては、うまくいかないことの連続です。だからこそ、完璧でなくていいのです。
むしろ、親が自分の気持ちに正直になり、肩の力を抜くことで、子どももリラックスして育っていけます。
「いい親でいなきゃ」と思い詰めていたら、少しだけ立ち止まって、今日ご紹介した「思い込み」に気づいてみてください。
そこから少しずつ、子育てが「がんばりすぎないもの」へと変わっていきます。


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