こんにちは。発達障害児の子育て専門カウンセラーへらいえつこです。
今回は、思春期の発達の特性を持つお子さんについて、「その特性を伝えるべきかどうか」を考えていきます。
これは、とてもデリケートで悩ましいテーマですよね。お子さんのことを一番に考えて、どうすべきか迷われるのは当然のことだと思います。
名前を伝えることがすべてではない
思春期を迎えると自分自身への関心が高まり、「何か自分は他と違う」と感じたり、配慮に対し「なぜ自分だけ?」と疑問に感じるようになるかもしれません。
発達の特性を伝えるとき、必ずしも「発達障害」という名前を使う必要はありません。
大切なのは、お子さんが自分の得意なことや苦手なことを理解し、苦手な部分にどう対処するかを学ぶことです。
それが、自立への第一歩となります。
たとえば、お子さんが「どうして他の子と違うんだろう?」と感じたとき、無理に名前を伝えるのではなく、「あなたには特別な得意なことがあって、それを活かしていこうね」といった説明が効果的です。
自己理解とヘルプを求める力
集中しづらいお子さんには、「集中するのが難しいときは、休憩を取るといいよ」といった具体的なアドバイスを伝えましょう。
また、自分一人で解決できない時には、遠慮なく周りの助けを求めることも大切だと教えてあげてください。
困ったときにヘルプを求める力も、成長と自立には欠かせません。
「障害」という言葉を使わない選択
「障害」という言葉に抵抗を持つお子さんには、無理にその言葉を使わない方が良い場合もあります。
「あなたには特別な個性があるんだよ」と伝えることで、子どもが自分を肯定的に受け入れやすくなります。
お子さんが「自分らしくて良いんだ」と感じられるようサポートしてあげましょう。
あなた自身の心のケアも大切
最後に、あなた自身がその特性を受け入れているかどうかも重要です。
もしまだそのことに戸惑いや不安があるなら、まずはご自身の気持ちを整理する時間を持つことが必要です。
親が不安を抱えたままでは、子どももその感情を受け取ってしまいます。
あなたが心からその特性を受け入れられたとき、自然とお子さんも自分自身を肯定的に受け止めやすくなります。
自分の気持ちが整理できるよう、カウンセリングを試してみるのも一つの方法です。
一人で頑張らず、誰かに頼ることでお子さんを前向きにサポートできるかもしれません。
お気軽にお試しカウンセリングをご利用ください。
大人も子どももすべての人が自分を好きと思え、笑顔で子育てができるよう応援しています。
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