こんにちは ゆる楽メンタルカウンセラーのへらいえつこです。
最近、SNSで目にしたつぶやきが毎日新聞の記事で取り上げられていました。
元の記事はこちらをご覧ください。(有料記事なので私も全部目を通してはいません)
つぶやきには、発達障害の子どもを持つ親としての苦しさや、療育や制度に対する不満が切実に綴られていました。
その言葉からは、親として限界を感じる姿や、孤独感が強く伝わってきます。
ただ、その中で「療育なんて意味がない」といった言葉を目にして、少し立ち止まって考えました。
療育や制度の役割を誤解しているのではないか?ということです。
この記事では、療育や制度の本来の役割と、親としてできることについて一緒に考えてみたいと思います。
療育や制度の役割を理解する
療育や制度は、子どもを「普通」にするためのものではありません。
発達障害の特性は個性の一部であり、それを否定するものではないからです。
療育の目的は、子どもが自分の特性を活かしながら少しでも生活しやすくなるように支えることです。
そもそも「普通」とは何でしょうか?
コロナ前までは人と会うときにマスクを外すのが礼儀だったのに、コロナ禍ではマスクをしない方が非常識だと言われました。
このように「普通」は時代や状況によって変わるものです。
それよりも、子どもにとって何が必要か、どうすればその子が持つ力を伸ばせるかを考えることが大切です。
使えるものは何でも使う図太い精神を持つ
親が一人で抱え込む必要はありません。
むしろ、周囲のリソースを最大限に活用する図太い精神を持つことが大切です。
「この制度は意味がない」と感じるなら、その不満をため込まずに声を上げましょう。
療育の先生や行政の担当者に、「これでは足りない」「こうしてほしい」と伝えることで、改善の糸口が見つかることもあります。
ため込んだ思いを適切な場所に吐き出すことは、親自身の心を軽くすることにもつながります。
それをしないで「療育なんて意味がない」と切り捨ててしまうのは、もったいないことです。
周囲に味方を増やす努力をする
幼稚園や保育園、学校といった日常の場では、周囲の視線や言葉を無視するのは難しいものです。
そんな中で孤立しないためには、周囲に味方を増やす努力が必要です。
例えば、子どもの特性や頑張っている姿を担任の先生や信頼できる保護者仲間に少しずつ伝えることで、理解者を増やすことができます。
味方になってくれる人を拒絶せず、その存在を大切にすることで、子どもにとってもより良い環境を作ることができます。
子どもにとっての未来を守るために
親が療育や制度を使い倒すくらいの気持ちで活用することは、子どもの未来を守る大きな力になります。
「助けを求めることは弱さではない」という視点を持ち、必要なら周囲や専門家の力を借りましょう。
親自身が図太くなり、疲れ果てないことが何より大切です。
子どもと一緒に歩むために、まずは親自身が自分を大切にすることを忘れないでくださいね。
もし、自分でもどうしようもないくらい疲れ果て、心も体もぼろぼろになりそうなときは、カウンセリングを受けてみるのも1つの手です。
カウンセリングでは、あなたの疲れ、ストレスの原因を癒し、親子で笑顔で暮らせるための心の土台作りをまずしていきます。
気になる方は、お気軽にお試しカウンセリングへお申し込みください。
大人も子どももすべての人が自分を好きと思え、笑顔で子育てができるよう応援しています。
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