こんにちは ゆる楽メンタルカウンセラーのへらいえつこです。
今回は、小学校中学年くらいのお子さんがいるパパママに向け、お子さんがなかなか言うことをきいてくれないというお悩みについて考えていきたいと思います。
言うことをきかないとイライラする!
子どもが思うように動いてくれないと、「どうして言うことをきかないの!」とつい怒りたくなることがあるのでは?
特に小学校中学年くらいになると自分の意志がはっきりしてきて、親の指示に素直に従わないことも増えてきます。
でも、その理由をよく考えてみると、単に「反抗している」のではなく、「命令されることで反発心が芽生えている」ことが多いのです。
この反発は、命令口調でなく「お願い」として伝えることで和らげることができます。
命令がもたらすもの:子どもが反発する理由
子どもが指示や命令に反発するのは、「自分の意志が無視されている」と感じるからです。
たとえば、「早く宿題をしなさい!」「今すぐ片付けなさい!」という命令は、親にとっては子どもを思ってのことですが、子どもにとっては「自分で決められない」ストレスになることも。
結果として「今やりたくない」「何もしたくない」という感情が強くなり、逆に反発心を煽ってしまうのです。
「お願い」の言い方に変えることのメリット
反発を避けるためには、命令ではなく「お願い」の形に変えてみましょう。
例えば、「そろそろ宿題を始めてほしいなあ」や「片付けてくれると大変助かるんですけど」といった言い方をすると、子ども自身が判断する余地ができます。
こうすることで、「やらされている」という感覚が薄れ、自分の意志で動きやすくなるのです。
選択の自由を感じると、子どもは意外と素直に行動することが多いのです。
期待通りにならないときの心の持ち方
お願いしても子どもが思い通りに動かないとき、「子どもと自分は違う人格である」ことを改めて意識することが大切です。
宿題をしない、片付けないといった行動は、果たして誰にとっての問題なのでしょうか?
親の目線では「すぐにやってほしい」と感じるかもしれませんが、子どもにとっては「自分のペースでやりたい」「他のことを優先したい」といった気持ちがあるかもしれません。
子どもにも自分なりの考えやタイミングがあることを認め、すべて親の期待通りにしようとせず、「やるべきことは伝えた上で、自分の選択で行動することを待つ」という気持ちを持ちましょう。
子どもの生活に必要なサポートはしつつ、すべてをコントロールしないことで、親も子どもも心に余裕が生まれます。
子どもを信じていることを態度で示しましょう
子どもが小学校中学年になれば、自分の考えや意思をしっかり持ち始めます。
親としては命令したり、思い通りに動かそうとするのではなく、「お願い」という形でアプローチし、少しずつ自分の意志で行動するよう見守ることが大切です。
子どもにとっても、親が「お願い」を通して自分を信頼してくれていると感じることが、家庭での信頼関係を深める第一歩になります。
もしあなたが、「親が子供にお願いするなんてとんでもない」「親が下に出ればつけあがるだけだ」などの考えをお持ちであれば、その考えは緩めたほうがいいかもしれません。
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